大連観光スポット「丹東」(3) 国境観光クルーズ

北朝鮮との国境の街として知られる丹東(丹东)のご紹介の3回目です。

丹東の観光スポットは主に5つです。

  1. 万里の長城の東端「虎山長城(虎山长城)」
  2. 中国と北朝鮮国境「一歩跨」
  3. 国境遊覧船「月円観光クルーズ(月圆旅游)」
  4. 朝鮮戦争で破壊された鉄橋「鴨緑江断橋(鸭绿江断桥)」
  5. 北朝鮮経営レストラン「丹東高麗館(丹东高丽馆)」での食事

「1.虎山長城(虎山长城)」は以下を参照ください。

北朝鮮との国境の街として知られる丹東(丹东)を何回かにわけてご紹介します。 丹東は遼寧省の東南部に位置し、北は遼寧省本溪市、東は鴨緑江...

今回は、「3.国境遊覧クルーズ」です。

国境遊覧船「月円観光クルーズ(月圆旅游)」

丹東で国境遊覧クルーズできる箇所は2カ所あります。

1つは丹東中心部(丹東駅付近)で鴨緑江断橋を中心に観光できるもの、もう一つが今回ご紹介する虎山長城近くの中州の島の間を遊覧するものです。

国境遊覧クルーズは上記2カ所とも中国と北朝鮮の国関係を前提に中国人を対象としており、日本人にはリスクがあるという点を最初に記し話を進めていきます。リスク面はこのクルーズの方が大きいです。

前者は後記し今回は後者のものを紹介します。

虎山長城から約2~3kmほど北上したところに中国と北朝鮮の国境をクルーズできる観光船を出している場所が2カ所あります。オプショナルツアー開催旅行会社によってどちらかになりますが、内容はほぼ同じです。

  • 天逸クルーズ(天逸游船)
  • 月円観光クルーズ(月圆旅游)

今回は、月円観光クルーズ(月圆旅游)での観光クルーズについて紹介します。中国国内の丹東観光ツアーの中に「朝鲜内河游船」として含まれていることも多く船乗場は人がいっぱいです。

船乗場に出ている屋台ですが、ここで食べる以外にも購入目的があり以前はニュースにもなりました。”北朝鮮 人間サファリ”でググるとわかります。現在はそういった行為は禁止されています。

遊覧船とモーターボートを選ぶことができます。オススメはモーターボートです。

最初に位置関係とモーターボートの遊覧航路(オレンジ)を以下に示します。遊覧船もおおよそ同じコースとなります。国境は黄色の細い線です。

中朝两岸风光(中国と朝鮮の両岸の風光を楽しむ)といううたい文句ですが、実はコースのほとんどが越境しています。Googleの航空写真でこのあたりを拡大すると大変多くのモータボート、遊覧船とその航跡波(曳波)が見られ、航行数が多いのがわかります。

川幅は平均500mほどでモーターボートは岸より少し離れたところを滑走、遊覧船は真ん中を航行します。そのためモーターボートはより実態を間近で確認することができます。なおボートからの北朝鮮方面の撮影は禁止され、撮影していると操縦者に止められます。じっくり撮影したい場合は遊覧船の方が良いと思います。ただし基地など軍事的なものは撮影を避けましょう。

船乗場からは九里島と于赤島が見えます。虎山長城の項で記したように日露戦争時に日本軍はこの二島の間に架橋しました。「九里島から於赤島へ軍橋を架設中」写真がそれになります。現在はその橋は無いですが、このクルーズはかつてあったあたりを通ることになります。

この船乗場からは九里島の様子がよくわかります。

モーターボートは乗り込める定員(6名)内でパーティ毎に約5分おきぐらいに出航し九里島、于赤島の間を抜け義州郡、多智島の方へ向かいます。時折、エンジンを止め風と潮に流されながら周囲の説明があります。

左岸方向の特徴のあるところを紹介。

九里島では牛を使って耕作する姿が見え牧歌的風景が広がります。

義州郡は崖になっており、岸には国境警備の基地が設けられています。崖の稜線は歩哨がおり、警備に当たる姿も近くで見ることができます。基地のすぐ近くを航行していきます。

次に右岸方向の特徴のあるところを紹介。右岸は于赤島となります。鴨緑江で洗濯する姿がところどころで見受けられます。

虎山長城の山顶敌台(山頂敵台)が確認できます。(写真は山の右側で残念ながら揺れで見切れてしまっています)

于赤島の端には北朝鮮の将校の家が立ち並んでいます。

航行休止中、北朝鮮の漁船が接舷。漁師とボートの運転手は知己のようで痩せた北朝鮮の漁師はタバコをくわえて商店主の貫禄。歩哨の視野にも入っています。

ハプニング(想定内)である水上交易。(自称)漁師にはとても不釣り合いな工業製品を売り込んで来られます。カトラリーセット、湯飲み5個、北朝鮮の切手、紙幣セット(実物を見たことが無いので真偽不明)などのいわゆるお土産品です。その他にきれいな化粧箱に入った高麗人参の根など。

遊覧船でも同じようなハプニングがありますが、反対舷に(自称)漁船が接舷されると気づかないかもしれません。

クルーズが終わると船乗場に戻ります。

このクルーズでの注意事項

最初に記したように、大変興味深いクルーズですが記事をお読みいただくと日本人は注意する必要があることがご理解いただけると思います。
転覆、沈没による万一の遭難発生で僚船ではなく北朝鮮の警備艇に救助された際の日本人の取り扱いなど相当なリスクをはらみます。
このクルーズに関して日本人単独で乗り込まず、必ず中国人の知り合いやツアーガイドなど言語面含め確実にリスクへ対処できるような態勢をお取りください。特に中国語が話せない場合はmustです。

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