北朝鮮との国境の街として知られる丹東(丹东)のご紹介の2回目です。
丹東の観光スポットは主に5つです。
- 万里の長城の東端「虎山長城(虎山长城)」
- 中国と北朝鮮国境「一歩跨」
- 国境遊覧船「月円観光クルーズ(月圆旅游)」
- 朝鮮戦争で破壊された鉄橋「鴨緑江断橋(鸭绿江断桥)」
- 北朝鮮経営レストラン「丹東高麗館(丹东高丽馆)」での食事
「1.虎山長城(虎山长城)」は以下を参照ください。
今回は、「2.一歩跨」です。
中国と北朝鮮国境「一歩跨」Dandong One Step Border
先に紹介した「虎山長城(虎山长城)」の観光コースの中に「一歩跨」というスポットがあります。上の写真で手前は中国、川向こうは北朝鮮となります。かつてはこの川幅はもっと狭く、その名の通り、一歩で中国と北朝鮮との国境を跨げることからその名が付いています。
「一歩跨」での見どころは、北朝鮮の領土が目前に見えるという景観です。
中国と北朝鮮の間を流れる川の鴨緑江はところどころ中州に島がありますがそのほとんどが北朝鮮領です。ここ虎山長城(虎山长城)近くも下の写真のように北朝鮮領の中州の島(于赤島、於赤島)があり、さらに川幅が狭いため「一歩跨」という観光スポットとなっています。
「虎山長城(虎山长城)」の山顶敌台(山頂敵台)から「一歩跨」方向を望む写真です。「一歩跨」の川を境に左が中国、右が北朝鮮となります。
「过街楼(過街楼)」から「一歩跨」へ向かう通路です。写真の前方の煙は北朝鮮の焼き畑農業の煙です。農機は「山顶敌台(山頂敵台)」から1台見かけた程度でした。
夏期は水量が多く冬は少なくまた凍結します。国境警備する兵士はおらず注意喚起の看板はあるものの柵を越えて鴨緑江で洗濯する人も見かけます。
通路上では近隣の農家の方々が海産物、農産物とお土産の屋台を出しています。
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