中国で水のペットボトルを買うとしたらどれを選ぶべきか」の後編です。
前回の続きとして旅行者が店頭で選ぶべき水についてふれてみます。
まず中国ではどういうペットボトル入りの水があるのかから進めてみたいと思います。
中国のミネラルウォーター類市場の現状
中国の中商产业研究院(中商産業研究院)の資料によれば、中国のミネラルウォーター類市場は4つのセグメントに分かれています。
1~2はその水ブランドの専業メーカー、3~4は他にジュースなども提供している飲料メーカーブランドのものとなります。
1~2のメーカーは水といえども天然ミネラル(天然鉱泉)は地下の鉱物資源のため国家の採掘ライセンスを持った企業で、事業モデルをエビアンなどヨーロッパの同業メーカーをお手本としブランドイメージを向上させ発展しています。ちなみに依云は「エビアン」、巴黎水は「ペリエ」を指します。
日本の場合はこの1のゾーンは市販のペットボトルではなく、ウォーターサーバーで提供されているのが一般的と思います。
ミネラルウォーター類の原水の種類
次に原水の種類を見ていきたいと思います。
中国では世界標準、主にアメリカの規格を国内用にカスタマイズされた規格となっています。原水の種類を理解のため日本の分類と合わせてみます。前編の日本の商品と比較していただくとわかりやすいと思います。日本と同じくナチュラルミネラルウォーターが上の図(ピラミッド)の上位に来ます。
中国で販売されている主な水のペットボトル一覧
上記で取り上げられたそれぞれのメーカーの採水方法と硬度をまとめてみました。
(クリックで大きな図が表示されます。)
以下の1,2のセグメントの水は土産話として是非飲んでみると良いと思います。昆仑山、百岁山(Ganten)、恒大冰泉(EVERGRANDE SPRING)は中国ローソンなどのコンビニなどにもありますが、西藏 5100(TIBET SPRING)は販売されているところが限られていますので見かけたら是非ご賞味(?)ください。
3のセグメントに属するこの2つの商品は中国のどこに行っても見かけます。中国へ旅行の際は、これを見かけたらこれで問題ありません。約550mlで1本が2元(32円)しません。
大連でもこのように山積みされているのが普通です。
怡宝は水道水を濾過殺菌している日本で言う純水なのでミネラル分はゼロです。
大連で入手できる农夫山泉は北朝鮮と中国の国境にある白頭山(长白山)の西側「吉林省靖宇县 矿泉水源保护区」を水源地とするナチュラルウォーターとなります。ちなみに农夫山泉の水源地は浙江 千岛湖、吉林 长白山、广东 万绿湖、湖北 丹江口、贵州 武陵山、四川 峨眉山、陕西 太白山、新疆 玛纳斯の8つで消費地によって水源地が異なります。
その他の情報は以下の通りです。
メーカーによって一部異なりますがサイズのラインナップは約350ml, 約500ml, 750ml, 1.5L, 4L, 5Lとなっています。約350ml、約500mlは各社でお得感を出すため550ml,555mlなどと容量はバラバラです。
赤ちゃんを連れて行く場合、农夫山泉から赤ちゃん用の水(1本 1L 8元程度)が出ています。硬度が20~100と少し上限値が高めですが、それ以外の元素、菌類の検出基準は国際規格に沿っており中国で比較的裕福な家庭はこれを使われています。どうしても硬度が気になる方は、硬度0の「怡宝」を沸かして冷ましてミルクなどに使われると良いと思います。
成分の中国語との対比はこのようになっています。
マグネシウム | 镁 |
カルシウム | 钙 |
ナトリウム | 钠 |
カリウム | 钾 |