グローバルWiFiの中国向けVPN付きWifiルーターの上手な使い方

グローバルWiFiでレンタルしたWiFiルーターを使った感想やマニュアルにないTips的な使い方についてまとめてみました。

グローバルWiFiなど海外WiFiレンタルサービスについては、この記事を参照ください。

中国へ旅行/出張される方にお勧めのVPN付き海外Wi-Fiレンタルサービス(海外Wi-Fiルータ)を紹介したいと思います。 中国で...

グローバルWiFiの中国向けVPN機能付き大容量プランでWiFiルーターを何度かレンタルしていますが、今まで借りた機器を確認すると3種類ありました。

メーカー
品番
HUAWEI
E5375
ZTE
MF91S
GLOCALNET
GD2
サイズ
(縦x横x厚み)
62.2×99×14.4mm100×58×10mm117x63.8x20.9mm
重さ130g105g224g
連続通信
時間
6時間5時間14時間
注意点電池の持ち電池の持ち
厳しいデータ通信量制限

海外旅行中は、なにかと調べごとが多くなりますね。中国でもLTE(4G)が使える海外WiFiサービスを契約しておけば日本にいるときと同様に快適です。しかし、データ通信量が気になります。そんなときに役立つ情報をお知らせいたします。

HUAWEI E5375

グローバルWiFi提供の接続マニュアルはここにあります。

この機器は、リモートで機器の状態を確認することができます。ブラウザから見る方法はマニュアルに掲載されていますが、ここではもっと手軽にスマホのアプリで確認する方法をご紹介します。

「HUAWI HiLink」


このアプリ「HUAWEI HiLink」は数多くの機能があり、ネットワークの状態、接続デバイスの状況、データ通信量、電池の残容量の確認、再起動操作ができるようになっています。これらがリモートで確認、操作できるためWiFiルータを鞄から取り出すこと無く快適です。
使い方はWiFiルーターに接続し、アプリを立ち上げるとすぐに確認できるようになっています。



起動すると左のような画面となります。画面は、Huawei HiLink 5.0.23.302のバージョンのものです。

◆データ通信量、接続数、ネットワーク状況、電池の残容量

真ん中の数字はデータ通信量を示します。このアプリでは利用者自身で以下のように利用量をリセットできますので、寝る前にリセットしておけば1日の利用量の目安が付きやすく便利です。また借り出した時はゼロになっていないため、ゼロリセットしておくと良いです。

また、最大データ通信量を設定しておくことで、通信量のゲージ表示が可能です。

◆再起動の仕方

再起動を行うことができます。遅く感じたり、Webページにつながらなくなったときは試してみてください。契約データ通信量の上限を超えていない場合は改善する可能性があります。

この機器の注意点としては、電池の持ちです。使い方にもよりますが、通常の利用スタイルはWiFiルータは鞄の中で、メッセージ、メールの受信のためにスマホとは常時接続しているのが普通だと思います。そうなると半日程度しか電池が持ちません。一日中使う場合は、スマホとは別にモバイルバッテリーを準備しておいた方がベターです。

ZTE MF91S

グローバルWiFi提供の接続マニュアルはここにあります。

この機種にもスマホのアプリが提供されています。

「ZTE Link」



アプリでは通信量や接続されている機器の確認ができるようになっています。ただし、上記のHUAWEIの機器と異なり、データ通信量のゼロリセットにパスワードが必要となります。利用前にメモ代わりにスクリーンショットを取っておき、それと比較するなど少し工夫が必要です。

電池の持ちもHUAWEIと同じです。一日中使う場合は、スマホとは別にモバイルバッテリーを準備しておいた方がベターです。

GlocalNet GD2

グローバルWiFiに、この機器のマニュアルはありません。

裏面の会社名には「DAI SHOGUN HOLDINGS」と書かれています。本社は香港にあり中国語、英語でもこの会社名です。日本ではグローカルネットというグループ会社が提供している機器で、マニュアルはこの会社が提供しており、ここにあります。

SIMカードが内蔵されず契約に応じたSIMのソフト情報がクラウドからダウンロードされ全世界で利用できる「クラウドSIM」を使っているのが売りのようです。

写真のようにタッチパネル液晶画面が付いており、全てタッチ操作で確認することができます。通信量は中国時間8:00am(グリニッジ標準時,GMT,UTC+0000)に自動的にゼロリセットされ、利用通信量はリアルタイム反映ではないようですが常時確認できるようになっていて便利です。

かなり重く、また厚みを感じる機器です。この重さは6000mAhバッテリー内蔵のためです。iPhone4ブラックモデルのような裏面ガラスと金属ベゼルで、タッチパネル操作によって指紋がついてしまい、また約2cmもの厚みの金属ベゼルのため持ち運びの際はまわりのデジタル機器に当たって傷が入らないようにする必要がありました。

グローバルWiFiレンタル時は同じような利用スタイルでこの機種以外では特に電池の持ち以外の問題は発生しなかったのですが、この機器では大きな問題が発生しました。それは利用通信量上限に伴う制限です。

使用中、機器の上部に注意マークが出ると通信量の上限に達したことがわかります。

ZTE,HUAWEIの2種類のWiFi機器は大容量プラン(500MB/日)契約の通信量上限は500MB+アルファのアルファがかなり幅があったのですが、この機器は契約の2倍の通信量できっちり機器自体で利用制限が入ります。大容量プランの場合契約の2倍である1.0GBを超えると、減速します。ただ日本のMVNOの契約利用量越えたら200kbpsとなるようなレベルではなく、パソコン通信時代のそれも相当初期を思い出させるような劇遅な速度となってしまいます。Webページを見るのも大変時間がかかりテキストメッセージ以外ほぼ利用できないと思われる状況になります。これに陥ると翌日8:00am(中国時間)になるまで、その状態が継続されます。

大変うれしくない機能です。

利用の注意点としてスマホの更新はパンフレットなどで記載されていますが、Windows10 ノートPCなどはバックグラウンド処理でWindows Updateが動きますので、ホテルの部屋のWiFiに接続するなど注意してください。上の写真はまさしくWindows Updateによってリセット1時間後に再び使えなくなりました。

それ以外はバッテリー内蔵だけあって、電池の容量を気にせず朝から晩まで行動できます。



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