大連は中国の中でも綺麗な街で、海鮮を中心に幅広いジャンルでおいしい料理を堪能できる観光都市です。過去幾度となく日本と不幸な関わりのあった地域ですが、日本企業のオフショア先・進出先として選ばれるだけに親日的な都市でもあります。日本からも近く時期を選べば格安で大連に行くことも可能です。
今回、DalianPress.com の日本人・中国人関係者で投票し取りまとめた、夏季シーズンに向けた『2017年 大連で日本人旅行者におすすめしたい観光スポット ベスト10』をご紹介します。
まずはオススメのランキングです。
# | 観光スポット名 (中/日 名称) | 見どころキーワード | 観光スポット エリア |
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1 | 星海广场/星海広場 | 広場, 海景, 遊園地, 飲食 | 星海湾エリア |
2 | 金石滩/金石灘 | 海食崖, 海岸, 博物館 | 金石灘(大連近郊) |
3 | 东港威尼斯水城/東港ベニス水城 | 街並み, ゴンドラ, 散策 | 東港エリア |
4 | 滨海路/浜海路 | 海景, ウォーキング, 飲食 | 浜海路エリア |
5 | 劳动公园/労働公園 | 公園, 都市の眺め, 踊り | 市内中心部エリア |
6 | 老虎滩海洋公园/老虎灘海洋公園 | 水族館, ショー, 石像 | 浜海路エリア |
7 | 中山广场/中山広場 | 広場, 歴史的建造物, イルミ | 市内中心部エリア |
8 | 冰峪沟/氷峪溝 | 峡谷, 飲食 | 冰峪沟(大連近郊) |
9 | 现代博物馆/現代博物館 | 歴史, 博物館 | 星海湾エリア |
10 | 旅顺/旅順 | 日露戦場跡, 203高地 | 旅順(大連近郊) |
【第1位】 星海广场 / 星海広場 / Xinghai Square
《投票コメント》
・アジアで一番大きな公園です
・広さにびっくりします
・周辺のレストランはみな高級店
・大連の代表的な場所
・海周辺のマンション(星海国宝など)は大連一番高価、多数有名人が所有
星海広場は、アジア圏最大の面積を持つ広大な公園です。中心となる広場は南北方向の長さ約1km、東西方向の長さ約600m、外周は約2.5km、約50万m2の面積を持ち、「百周年記念彫刻広場」、護岸、隣接の遊園地、広場周囲の飲食店、岸を挟んだ「星海新天地」の飲食店などを含めると約77万m2の総面積を持つ広場です。
詳しくはこちらのページを参照ください。
ここから少し足を延ばせば「星海公園」、「聖亜海洋世界」など他の観光スポットもあります。星海湾エリアの観光スポット一覧でご確認ください。
【第2位】金石滩 / 金石灘 / Dalian Jinshitan National Holiday Resort
《投票コメント》
・大連の海の風景が体感できる
・黄金海岸は海水浴場客でいっぱいになる
・青い空、青い海がきれい
・崖の上にゴルフ場があってびっくり
大連から列車に揺られ約1時間で金石灘リゾートに到着します。
特にオススメは東部半島の最南端海辺沿いにある「大連海浜国家地質公園」です。黄海に張り出す半島の突出部が、波の激しい浸食によって切立った海食崖(海崖)となっており、そのため3~9億年前の先カンブリア紀・カンブリア紀に形成された地質断面が、地表まで様々な形で露出しています。それらの奇石、景観をながめながら散策できる、自然の地質博物館のような公園となっています。
公園以外にも、ディズニーランド風の佇まいで広さと乗り物は富士急ハイランド的な「発見王国」、人体の不思議展を思い出す「生命の神秘博物館」など様々な施設があります。周遊券があります。
こちらのページも参照ください。
【第3位】东港威尼斯水城 / 東港ベニス水城 / Donggang Venice City
《投票コメント》
・新しい観光スポット。とにかく広い印象
・海水だと思いますが、ベニスのように運河がある
・大連でイタリアを感じられる最高のデートスポット
・本物ではないですが、夜景は綺麗
東港ベニス水城は、海昌·东方水城(海昌·東方水城)の一角にあります。海昌集団が80億元かけてつくる約44万m2のウォーターシティで、3区域を建設中です。
一区は威尼斯码头(ベニス埠頭),二区は圣马可广场(サンマルコ広場),三区は西堤岛公园(シテ島公園)となっています。フランスの設計事務所によるデザインは欧州の街並みを全体基調とし、それぞれ区名のモデルとなった地域の建物・乗り物が中国風にインスパイアされています。一区ではベニス(ヴェネツィア)のゴンドラ、バベルの塔など、二区はサンマルコ広場、鐘楼などがあります。
一区はほぼできあがり、通路に面した店舗は飲食店が多く、お土産のワゴン店舗もあり、おしゃれにできあがった街となっています。きれいな街並みと言うこともあり結婚写真を撮るカップルも多く見かけます。ここにはなんと幼稚園もあります。
二区もほぼほぼできていますが細部を建設中です。三区は建設中です。
一区の中をぐるりと運河が通り、往復約1.3kmをゴンドラに乗船して街並みを眺めることができます。20元/人です。また、この近くに海に沿って歩ける散歩道やヨットハーバーがありオシャレです。
ここから少し足を延ばせば「東港音楽噴水広場」、海辺でオシャレなレストランが揃う「15庫」など他の観光スポットもあります。東港エリアの観光スポット一覧をご確認ください。
【第4位】滨海路 / 浜海路 / Binhai Road
《投票コメント》
・大連での最高のドライブコース
・日本の海岸の観光地をドライブしてるのと同じで何かほっとするものがある
・大連の広さが感じできる、途中で数多い観光地を味わってもらう
浜海路は総称で、正確には(地図の左から)浜海西路、浜海中路、浜海東路、浜海北路の4つの道路がつながって構成された約25kmの湾岸道路です。電車は走っていませんが、春期から秋期に運行される観光周遊バス「旅游环路公交(旅遊環路公交)」を使えば、西路・中路・東路に多くある観光スポットを安く回ることができます。
この海沿いの道路は、年一度ウォーキング大会が開催されます。そのため整備された歩道・トイレ・休憩用ベンチがあります。周遊バス1区間ほどウォーキングはいかがでしょうか。
浜海路沿いには多くの観光スポットがあります。第6位の老虎灘海洋公園も浜海路沿いです。浜海路エリアの観光スポット一覧をご確認ください。
【第5位】劳动公园 / 労働公園 / Renmin Square,People’s Square
《投票コメント》
・大連で最初に行く場所
・露店あり、踊っている人あり、写真でよく見る建物ありで中国らしさ満点
・テレビ塔までいくと大連が一望できその大きさに感心させられます
・大連での初デートはここでした
大連を示す代表的な写真には、近くのテレビ塔(観光塔)から撮影された、サッカーボールを形取った大きなモニュメントがある労働公園がよく使われています。市内の中心部にある広大で緑の多い公園です。周囲の街並み開発スピードと異なり、公園では踊りやカラオケ、楽器練習、結婚相手を探す親の集いなどゆったりした時間が流れる大連市民の憩いの場です。遊園地も併設されており、冬期はミニスキー場も整備されます。赤い提灯群で灯される夜景は、とても情緒があります。
【第6位】老虎滩海洋公园 / 老虎灘海洋公園 / Tiger Beach Ocean Park
《投票コメント》
・建物の配色が日本とは違うのにまず驚きます
・魚の漢字がこんなにもあるのかとおどろかされます
・大変 楽しいです。イルカショーはほぼ日本で見るのと同じです。
老虎灘海洋公園は浜海路沿いにあり、極地海洋動物の水族館、アジア最大の珊瑚礁に住む生物を集めた珊瑚館、ショーなどで構成されています。子連れには、同じ浜海路にある森林動物園に次いで人気があります。
海を含めた総面積は広いですが、施設面積は約10万km2です。この近くに、花崗岩による群れる虎の彫塑が置かれた虎雕広場があります。
【第7位】中山广场 / 中山広場 / Zhongshan Square
《投票コメント》
・大連政治、経済中心、立派な建物多数あり
・週末の夜は踊っている人たちがいる
・鳩おじさんが有名です
大連中山広場は中山区にあり、大連の象徴的な広場の一つです。帝政ロシア時代に設計された直径約213mの円形広場を中心に10本の道路が放射状に延びており、広場に沿ってロータリー交差点となっています。観光スポットとして有名なのは、この広場と、この広場に沿って立ち並ぶ歴史ある建築物群です。また夜間のイルミネーションも大変きれいです。
詳しくはこちらのページを参照ください。
【第8位】冰峪沟 / 氷峪溝 / Bingyu Valley
《投票コメント》
・避暑に良く、秋の紅葉季節はもっとオススメ
・美しい景色で、北国桂林とも呼ばれる
氷峪溝は大連中心部から直線距離にして約170km離れた大連庄河市にある観光地です。大連庄河市の水源地である英那河ダム上流に「遼南の小桂林」と呼ばれる峡谷があり、溶食・風化によりできた山々の地形を観光船から楽しむことができます。リゾート全体はこの氷峪溝と山林河川保護地域を含め約100km2ほどありますが、中心エリアは南北約5km、東西約6kmほどで観光船、電気自動車で多くは移動できますので1日かければ見どころは観光できます。
【第9位】现代博物馆 / 現代博物館 / Modern Museum
《投票コメント》
・満州時代の町の模型や古い日本語の地図などがあり勉強になります
・戦争のコーナーでは日本人が悪者なのでいたたまれなくなりますが、中国の方がどんな歴史を勉強しているかがわかります
星海広場の北西に位置する現代博物館は、帝政ロシア時代に建市されて現在に至るまでをいくつかの年代・テーマに分け多くの展示物とともに紹介しています。日清戦争、日露戦争、第二次世界大戦に関係した展示もあります。遼寧省の愛国主義教育基地とも言われるようですが、中国のとらえ方がわかるようになっています。日本人が入館してもなんら問題ありません。
【第10位】旅顺 / 旅順 / Lüshunkou
《投票コメント》
・戦争、歴史に興味がある方、お勧めです。
旅順といえば日露戦争[1904年(明治37年)~1905年(明治38年)]の戦場となった港町です。旅順とその戦場跡は日本人、ロシア人観光客だけによく案内される場所の1つです。
旅順では1904年2月の旅順港奇襲攻撃に始まり、旅順要塞への3回に渡る総攻撃によって翌年1月に勝利するまで戦いが続きました。その中でも203高地は3回目の総攻撃において大変多くの日本軍犠牲者を出した戦場の一つでした。映画にもなりました。その海抜203mの高台である203高地には慰霊塔「爾霊山」があります。また、ロシアが降伏した際に会見した「水師営」も観光できます。
この6月7日より、電車で旅順まで行けるようになりました。旅順は桜、紅葉と四季豊かなところです。旅順口区としてもこの観光資源を活かしたいと考えており、観光整備が進んでいくものと思います。
以上、「2017年 大連で日本人旅行者におすすめしたい観光スポット ベスト10」をご紹介しました。このように大連は海に面した都市ですので風光明媚な場所も多く、観光に適した都市です。
当サイトでは、今後も日本人旅行者が安心して行きやすい観光スポットを中心に幅広く取り上げ、また旅行時に便利な情報・アイテム、時にはディープな情報を提供していきたいと考えております。
また、2017年8月中旬から今までの経験、気づきを活かした日本人旅行者、出張者にぴったりの現地オプショナルツアーを企画いたしました。ご活用ください。